ノンケ女性のセレーナと、ゲイ男性のフランチェスコが協力して疑似家族を作る、と言うお話です。ゲイ男性は…偶然の成り行きから、ストレート女性と結婚して子供を持っており、元妻・息子・フランチェスコのゲイ友だち・そしてセレーナの親戚など色々な人が絡み合って、深みのあるコメディとなっております。


(以下ネタバレ注意)
デザインの才能があり、お茶目でチャーミングなセレーナは、ローマでリストランテ(高級レストラン)を経営するフランチェスコに一目ぼれしてしまう。セレーナは…ゲイだけど優しくしてくれるフランチェスコに、友情と愛情を覚え、疑似恋人として、二人で暮らすことになる。

 

優しくて、キスを超える関係はなくて、そして子供っぽい一面を持つフランチェスコは、ある意味ストレート女性の憧れの象徴なのかも知れません。そんな二人の元に、元妻が息子を一時預かってくれとやって来ます。

 

急に困ると断ろうとするフランチェスコを窘めるセレーナ。そして三人で暮らすことになる。こんなLGBTな子育てもあるのかな…。

 

物語の最後は、セレーナの下に現れた、新しいストレートな男性の恋人とのハピーエンドで飾られる。そう…やっぱりこの疑似家族には無理があったのね…。息子は、セレーナに

 

「パパがゲイでごめんね」

 

と言う、単純なようでいてとても深い台詞を残して立ち去る。

息子にカミングアウト出来なかったのに、子供は子供で、色々考えているのね。
そこに…家族の愛を感じたのでした。


個人的に面白かったのは、息子にゲイがばれないように、ゲイ的な物を納戸に隠すシーン。

「風と共に去りぬ」
「セックス・アンド・シティー」
「デスパレートな妻たち」
「GLEE」

これが好きな男性は、ゲイを連想させるから、ダイニングに置くのは禁止だそうです。
これは…僕も好きなタイトルばかり^^
やっぱりゲイが好きな映画って似てくるのね。

そんな事を、思ったのでした。

東京では新宿ピカデリーで、2016年3月17日まで上映しているようです
http://eiga.com/movie/81983/

~精子提供者の映画鑑賞~