遅咲きゲイの苦悩ブログ

Month: 4月 2016

参加感想:多様な人の力を活かす働き方のデザイン 〜障がい者やLGBTなど社会的マイノリティを受容する働き方を考える〜


参加感想:多様な人の力を活かす働き方のデザイン

〜障がい者やLGBTなど社会的マイノリティを受容する働き方を考える〜

 

此方の会に参加してきました。lgbt的な視点からの今回の最大の学びは…株式会社Letibeeの代表取締役、榎本さんのお話が聞けたこと。これまでの経験によると、自分のファイティングポーズをどうやって降ろすか、と言う事を考えていくと、そこから、職場の多様性の受容が始まるそうです。

 

僕は少し不安な気持ちになって…質問をしました。

「そうは言っても、まだまだ僕らLGBTには風当りが強くて…少なくとも無条件に受け入れられる存在ではないじゃないですか。防御なしに万人に接するなんて辛すぎる…。」

 

すると彼女はこう答えたのです。

「一度にガードを全部降ろさなくてもいい。けれど此方から一歩、歩み寄ってガードは下げないと、相互理解は生まれない。例えば私はレズビアンです。先ずそれを自分自身が受け入れて、人にも話せるようにならないと、多様性の受容…言い換えればLGBTな私たちを社会が受容してくれる動きには繋がらない。これは私自身反省していることですが…今までは『べき論』で運動していました。社会はLGBTを認めるべき、セクシャルマイノリティーに配慮するべき。けれど、べき論では人は動かない…だから私は、ガードを下げることにしたのです」

 

ああ、そうだったのですね。

社会から認められるためには、ガードを下げて…偏見を受けることも覚悟の上で、相手に働きかけないと行けないのですね。何て険しい道なんだ…。

 

僕にはまだまだ無理だなと思いました。

これまでも辛く扱われる経験が多かったから。

僕を攻撃してくるかもしれない人に、自分のセクシャリティを開示するなんて、とても無理。

ああだけど、社会運動をしている人たちは、当然の事ながら、流れ矢を受けることは覚悟のうえで運動しているのだよね…。

 

僕も心をもっと鍛えて…誰にでもセクシャリティを開示できるくらいになる事を、強く望む

 

その他には、法改正に伴って、障がい者の雇用が進んでいる点など、普段目にはしにくい日本社会の変化を感じることが出来ました。

 

また、企業はLGBTな人たちの雇用促進は、障がい者の雇用ほどは積極的でないことも分かりました。単に同性が好きというだけなので、LGBTな人の方が即戦力になれる可能性が高いと思うのですが、不思議なことです。その理由が、助成金の有無にあるのか、差別の有無にあるのかは不明ですが。


「女どうしで子どもを産むことにしました」の書評


東小雪さんと、増原裕子さんの新書、

「女どうしで子どもを産むことにしました」

を読みました
読んで改めて痛感したこと、それは、

「精子提供者には、親戚の叔父としての関わり方をしてほしい」

と言う要求の、ゲイ男性への負担の高さだ…。

 

「子育てはレズビアンカップルがするから、育児には関わらないでほしい」
「しかしながら、付かず離れずの距離感で、見守ってほしい」

この二つの条件は本質的に矛盾しているから…これに応えるゲイ男性は相当ストレスが掛かる事でしょう…。

 

聞いた話ですが、これに加えて辛い事が2点有るそうです。

 

■提供期間中(概ね7か月~1年程度)の男性に求められる制約

 

1:提供中のゲイ男性に対する、セックスの禁止

提供中のゲイ男性は、パートナーとすらセックスが出来ないそうです。理由は、性病を感染してしまう、万が一の可能性が有るから。

 

2:提供中の男性に対する、自慰行為の制限

提供中の男性は、自慰行為もままならないそうです。と言いますのは、溜める必要が有りまして…月1回の提供の為に、2週間禁欲する必要があるから。

 

これだけのストレスを与えて、手に出来るのは親戚の叔父さんと言う立場だけ。何人ものゲイ男性に提供を断られて来たのは、ある意味当然とも言える。

東さんと増原さんと提供者の3人で決めた事だから、他人がとやかく言う筋合いは有りませんが…お二人は、提供中のゲイ男性に、これだけの負荷を掛けている事は、きちんと認識するべきでしょう…。

 

個人的に更に気になるのは、提供者のコウ君とお二人の関係性の薄さ。

「年に4-5回、LGBTコミュニティで会う、考え方に通ずるものがある友人」

とありますが、その程度しか会わない人は、顔見知りという位の親しさだぞ…。

人間関係の強弱を図式化して見る

 

表1:人間関係の強さ一覧表

レベル ラベリング 人間関係の強さの程度 必要期間
1 見知らぬ人 初対面の人
2 顔見知り 数回会った事が有る人
3 気の合うお友達 数回会った事が有り、気が合う人 0.5年~
4 長くお付き合いできるお友達 お互いの素性・趣味が良く分かっており、助け合う事が出来る人 1年~
5 親友 共同して課題解決に取り組んだ経験があり、損得関係なしに付き合える人 3年~
6 親戚 血の繋がりがある人 人生と同じ長さ
7 家族 パートナー・兄弟・親・子供 人生と同じ長さ

 

この図から分かるように、コウ君とお二人の関係は、レベル2の顔見知りか、精々レベル3の気の合うお友達といった所

この程度の付き合いしかないコウ君に、お二人が課す負担は下記の通り

 

1.生物学上の父親になってもらう為に、提供に纏わる、上記に記載した制約及び提供のために月一回準備し、持参する事

2.コウ君は育児に関わる事が出来ず、子供は基本的に二人で育てる。コウ君の意思に反した育児を行っても、コウ君には発言権が与えられないと言う無力感

3.お二人が死去するなど万が一の事が起きた場合には、コウ君のライフサイクルとは無関係に、育児をしなければならないという事(または、児童養護施設に預けると言う良心の呵責を受け入れる)

 

…何だか徹底してお二人の都合が優先されているような気がする…。

本の前半には、お二人が真摯に子供を育てたい気持ちが書かれていて、そこは良かった。

しかし提供者を探し始めてトライを開始する後半に関しては、共感できません。。。


東小雪さん&増原裕子さん&勝間和代さんのトークセッションに参加して来ました


4月21日に、五反田にて開催されました、東小雪さん&増原裕子さん&勝間和代さんのトークセッションに参加して来ました。

女どうしで子供を産むことにしましたの発売に合わせての記念すべき対談となりました。

勝間和代さんは、頭の切れは当然ですが、それ以上に度胸がありますね。普通なら多少は遠慮する、lgbtへの繊細な部分へも、容赦無く切り込んで居たから。雀士としての鉄火場娘振りを遺憾なく発揮しておりました。でも、それが妙に心地良いのです。言葉の後ろに愛情があることが分かるから。

とても印象的だったのは、増原さんからのお話で…

「世間のlgbtの認知度が、ここ一年間で変わって来ている」

と言うお話。去年の今頃に、渋谷区のパートナーシップ条例を議論中で、その事もあり、テレビタックルに出演したそうです。その時に、ビートたけしが例の毒舌で、

「同性婚を認めるなら動物婚も認めたらどうか」

と、冗談交じりに失礼な事を言ったそうです。
それが、パートナーシップ条例が成立し、実際に届け出を出す人達が出て来ると、この問題を茶化すのは失礼と言う空気が出て来て、話をちゃんと聞こうと言う雰囲気に変わって来たそうです。

とても嬉しく思いました。
パートナーシップ条例の効果は、渋谷区だけでなく、全国に及んでいたのですね。
有難う!


日本経済新聞で、lgbtな人が子供を持つことについて特集が掲載されました


■日本でもレスビアンカップルが精子提供を受けて子供をもつケースが増えていること

■欧米に比べれば日本は周回遅れで、日本でも議論を進める必要があること

 

この二点が主なポイントとなります。

励まされますね。

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO99689230V10C16A4970M00?channel=DF130120166127#


東小雪さん・増原弘子さん・勝間和代さんのトークショーが開催されます


《概要》
・日時:4月21日(木)
PM 7:00 開場
PM 7:30~9:00 トークショー
PM 9:00~10:30 食事付き懇親会

・料金:5400円

・場所:五反田にて

 

http://koyuki-higashi.blog.jp/archives/57567652.html


LGBTフリーハグイベントに参加してきました


■フリーハグイベントに参加しました!
先日、都内にてlgbtなお友達と、フリーハグイベントに参加して来ました。その結果を記載します。
【フリーハグとは?!】
街頭に立ち、lgbtであり、フリーハグを希望している旨をプラカードに掲げて、希望者には分け隔てなくハグするイベント
■フリーハグの結果
▶︎数値データ
3時間街頭に立って、イベントを実施しました。
日本人…10名
欧米人…40名
アジア人…10名
合計60名
男女比=1:2程度
最年少は1歳の赤ちゃんから、最年長は60歳位
▶︎所見
当初心配していた、差別的な発言は殆ど有りませんでした。大別すると、好意的な人、無視する人、lgbtが何だか分からない人に分かれました。最初はとても怖くて…ひどい発言を受けるのではないか、辛いことを言われるのではないかと思っていました。
けれど心配するような事はなく…暖かいハグを沢山もらいました。こんなに沢山の人とハグしたのは、人生初でした。
lgbtな自分を肯定されたようで…それがとても嬉しかったのです
ご興味ある人は、ぜひ一緒にハグしましょう
個人的に一番面白かったのが、アメリカ人の中年男性
ハグした後、なぜかレインボーフラッグを持ってイベントに参加してくれて…ハグする相手からイベントのスタッフに早変わりしたのでした!
どうも有難う!

映画鑑賞:岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』


映画鑑賞:岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』

この監督が好きだから見に行きました。
見終わって、初めてわかりました。
本作はレズビアンカップルの結婚と死をテーマにした映画だったのです。
皆川七海(黒木華)は自己肯定感が低く、主張が出来ないため、意地の悪い大人にいいようにされて…就職先も配偶者も失って、旅館の住み込み従業員として働く

ふとした事から、里中真白(Cocco)とリゾート地の別荘で暮らすようになり、二人の距離は近づいていく

AV女優として働く真白は、恐らく性志向を自覚していたのであろう、七海に、同性愛を告白し…七海はその愛情を受け入れる

二人で花嫁衣裳を試着し、外車で海岸通りを疾走するその姿は、レズビアンカップルの結婚式そのもの。その凛々しい姿に、涙が出そうになりました。

家路に着き…花嫁衣裳のまま眠りにつく二人
真白は実は末期癌を患っており…美しい想い出のまま旅立ちたかったのか、猛毒を持つ貝を握りしめて、ベットの中で自死を遂げる

現場を保護しようとする関係者
七海は最初状況が理解できず…真白の体に触れて、死後硬直を悟ったとき、初めて大声で号泣する。これまで感情の起伏がなく、何があっても

 

「はい」と受け入れるしかできなかった彼女が…。

 

きっと今まで、泣き方が分からなかったんだね
大声で泣いて良いって、
怒って良いって、
誰も教えてくれなかったんだね

その彼女の怒りは…やがて諦念と、時の消化と、そして何より美しい想い出に昇華して…感動のラストに繋がる
本作は恐らく、今年のLGBT邦画のベスト3には入るでしょう
岩井俊二監督、有難う

黒木華、有難う
Cocoo、有難う

 


名古屋市で、里親制度の説明会が開催されます


名古屋市で、里親制度の説明会が開催されます~LGBTでも子供を持つために~

 

名古屋市で、下記の日程にて、里親制度の説明会及び里親の体験談を聞く会が開催されます。問い合わせをした所、会への参加は、名古屋在住でなくても良いそうです。ご興味がある方は、是非。


■里親説明会

  1. 日時:平成28年4月17日(日曜日)午後2時から午後4時
    会場:758キッズステーションマルチルーム(ナディアパークビジネスセンタービル6階)
    〒460-0008 中区栄三丁目18番1号
  2. 日時:平成28年7月3日(日曜日)午後2時から午後4時
    会場:758キッズステーションマルチルーム(ナディアパークビジネスセンタービル6階)

 

■里親の体験談を聞く会

  1. 日時:平成28年5月28日(土曜日)午後2時から午後4時30分
    会場:児童福祉センター1階多目的室
    〒466-0858 昭和区折戸町4丁目16番地
  2. 日時:平成28年8月20日(土曜日)午後2時から午後4時30分
    会場:758キッズステーションマルチルーム(ナディアパークビジネスセンタービル6階)

詳細及びお申し込みは此方

 


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