テロや移民問題で揺れるフランス、2017年も4月21日にシャンゼリゼ通りで銃撃事件が起きたばかりです。今一体パリはどうなっているのでしょうか。色々聞きたいことはありますが、僕はフランス語がさっぱり話せなくて…^^ 今回は、たまたまお友達で、パリに10年以上暮らしている方がいらっしゃったので、訪問に同行をお願い致しました。持つべきものは友達ですね!有難う^^

 

先ずは、彼女と喫茶店に入って、パリの事情をヒアリング^^

 

彼女のプロフィールを簡単にご紹介すると、30代・旦那さんは商社勤務・お子さんは幼稚園です。身なりはいつもきちんとして居るのですが、割と本音をズバズバ…そんなアンバランスさが魅力の人です^^最初は、テロについてから。

 

友人:
正直、テロにはもう慣れっこになっているわ。また起きたの?って言う感じ。今回は殺されたのが警察官で、(民間人がターゲットにされた訳ではないので)ある意味ほっとした雰囲気が流れた事も確か。

 

僕:
それ位、テロが日常化していると言う事ですか?

 

友人:
そう言う事。見て分かる通り、パリにも色々な人種の人がいる。都心の1区や4区は安全だけど、北の18区の方だと治安が悪くて、難民キャンプから流れてきて居る人も沢山居るし、南のマルセイユはもっと治安が悪い。この前アテンダントで行って来たばかりだけど、正直仕事じゃなければ訪れたくないエリアね。。普通に歩いているだけで身の危険を感じるレベルだったわ。

 

僕:
そうは言っても難民の方も助けを求めて来ている訳ですし

 

友人:
日本では難民はどの位受け入れてるのかしら?100人、200人?フランスはもう限界…カレーのキャンプを撤去するのも当然よね…。

 

僕:
-パリのLGBT事情を伺いましょうか

 

友人:
こっちの人はLGBTなんて誰も気にしないわよ。別に全然普通。もともとフランスは遅い方だったけれど、(フランスの同性婚解禁法可決は2013年5月)カトリックの影響だと思うけど、そもそもフランス人は、他の人の人権を侵害するようなことはしない。人権を世界で最初に認めた国だから。好きな人同士が結婚しようが離婚しようが、とやかく言う事じゃないわよ。(フランスは籍を入れない事実婚が3割以上)

 

僕:
-フランスのPACS(同性または異性の成人2名による、共同生活を結ぶために締結される契約)について教えて下さい

 

友人:
こっちじゃ使っている人多いわよ。結婚すると離婚する時大変じゃない?弁護士費用が10万円掛かるし、別れる時難航したら協議しなくちゃいけないし。PACS使って同性婚して、子供を育てているゲイカップル、友人でいるわよ。フランスだと、子供にお互いの名字を繋げて付けられるから楽よ~。

 

僕:
-フランスでは子育への福祉が手厚いと聞きましたが

 

友人:
教育と医療に掛かる費用が無料だからね。だから子育てはしやすいわよ。けれど最近じゃ経済格差が大きくて…パリでは、独身用のワンルームマンションでも、5000万円位する。家族で持ち家に住もうと思ったら、1億円以上するから、富裕層しか買えないわね。今パリで暮らしているのは富裕層か、または公団住宅に運良く住めた低所得者層だけ。二極化しているわ。フランスは元々学歴社会で、グランゼコールを出た人しか昇進できないからね。それ以外の学歴の人は、月給20万円位で頭打ち。だからみんな仕事しない。そりゃそうよね。日本なら2時間で掛かる手続きが、こっちだと2ヵ月掛るなんてザラだもの。

 

そういう人たちは、定時で仕事終わって、趣味の社会人サークルでお芝居の講演したり、昼休みの1時間半を利用してジムに行ったり、みんなそれぞれに楽しんでいるわ。

 

僕:
-フランスに溶け込むのに苦労したことはありますか?

 

友人:
私は移住してきた人だからね。子供がいるから、安全は確保したいと思って、パリでは高級な方に入る16区に住んでいるのだけれど、ブランド品を必ず身に着けているようなマダムは中々相手にしてくれなかったわ~。「新参者が何しに来たの?」と言う感じで。

あ、あとね、パリではエスプリ(機智)がとても大事で、エスプリを使えない人は仲間には入れてもらえないわ。例えば…男性から、誘われたりするじゃない?そういう時に、「残念だわ~昨日申し込んでもらえたら付き合えたのに。」とか、そう言うエスプリを使える事が大事なのよ~。

 

僕:
-そろそろ行きましょうか

 

友人:
あらま私としたことがすっかり話し込んじゃって…そろそろ行きましょう。

 

と言う事で、いよいよ本番です。ここからは、LGBT CENTER内の様子を、写真でご紹介します。

 

先ずはパリのLGBT CENTERのエントランス

場所はパリのLGBTな場所が多いエリア、マレ地区の一角にあります

 

LGBT CENTER PARIS

 

こちらはCENTERに置いてありましたフライヤー、HIV等の病気に関する物が多かったです。

 

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そして此方は求人票

LGBTな方に特化した求人も出ているのでしょうか

 

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此方はマレ地区内にある、LGBTな場所の地図

二丁目程は密集しておらず、広いエリアに散在している印象になります。

 

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マレ地区で、LGBTなお店が一番密集しているのは、以下の3つの道沿いです

  1. rue de Temple
  2. rue des Banc Manteaux
  3. rue des Archives

 

此方の地図の下線が引いてあるところが、一番のゲイタウンです

マレ地区ゲイタウンマップ

マレ地区ゲイタウンマップ

 

館内の職員の方に色々伺ったところ、少なくともパリでは、LGBTだと言う事で悩む人はあまり居ないそうです。僕の方から日本で起きている様々な問題を説明したのですが、なぜLGBTな事が問題になるか分からない、と言う反応でした。お国柄が違うと言う事でしょうか…。

 

 

しかし、フランス人の反応は、ある意味正しいと思いました。

フランスは、日本での様々なセクシャルマイノリティの権利保護運動が目指している事を、実現した社会であるとも言えるのです。

 

そうか、だから悩む人が居ないんだ…。

これが、本場の国の人が考える、人権思想なのね。

日本に居ると僕はたまに息苦しさを感じるのですが、パリは開放感で一杯で…。

一人ひとりが自由に生きるって、こういう事なんだと思いました。

 

日本では空気を読むことがとても求められて、そして時には個々の人の人権よりも、場の空気を保つ事の方が優先されたりして…でもそれは、日本だけの常識なのかもね。

 

有難う、今回も勉強になりました。

 

 

~ゲイ男性がフランス人から人権思想を学ぶブログ~