早稲田大学にて講義、「LGBTと家族~里親制度を中心に~」を受講しました

 

先日、早稲田大学にて講義されました、「LGBTと家族~里親制度を中心に~」を受講しました。
同大学に行くのは久しぶりです。
校舎は新しく建て替えられており、面目は一新されていました。
生徒の意見をその場で集約できるWEBシステムが導入されていたりと、今風になっていましたよ!
今回、講師を務めて下さったのは、一般社団法人レインボーフォスターケアの代表理事、藤めぐみさん
この会を主宰して下さったのは、静岡大学法人の教授であり、全国養子縁組団体協議会の代表理事でもある白井 千晶さん
早稲田大学生向けに、LGBTの現状と、LGBTが里親になる場合の可能性について理解を深めると言うのが、今回の趣旨になります。

僕が印象に残ったポイントは以下の通り
■講義内容そのものに関して

日本人の内、LGBTの割合は8.0%と言う調査結果が新しく博報堂からレポートされておりました。電通の7.6%が多いのでは、と言う批判を目にしますが、やはり左利きの人と同じくらいの水準にあるのですね!
励まされる調査結果です
博報堂の調査結果は此方

http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/27983

また、民間団体「いのち リスペクト。ホワイト・リボンキャンペーン」の調査結果から、LGBTの内68%がいじめを受けた経験があり、うち、だれにも相談できなかった人が52%、自殺を考えた人は32%と言うショッキングな調査結果が、改めて報告されました。
いのちリスペクトの調査結果は此方
http://endomameta.com/schoolreport.pdf
そして講義は、日本での里親受け入れ率の低さ(15%)について言及、他の先進国が7割程度に達しているのに対して、これは極めて低い値ですね。その背景には、安心・安全を最重要視する自治体職員の志向性や、里子と言うマイノリティを避ける日本人の同一志向性(里子は1/6000)があるそうです。
その後講義は、核心の、LGBTが里親になる事に言及されました。

藤めぐみさんが、LGBTが里親になる事を世間に発信したところ、次のような反応が多かったようです。


 
「里親がLGBTな場合、子供もLGBTになるのでは」
→回答:なりません。現に殆ど全てのLGBTは異性愛者から生まれており、両親の影響を受ける物ではない

 

「子供がいじめられるかも知れない」
→回答:そのような偏見を無くす社会づくりが、周囲の大人には求められているのでは?

 

「子供の育児にマイナスの影響を与えるかもしれない」
→回答:現状の里親の属性が、里子に与えた影響を調査していますか?里子の育児環境を改善する努力をそもそも自治体はしていますか?


 
このように、根拠のない反対理由が多く、とにかく前例のない事はしたくない、両親がきちんと揃っている安心安全な家庭に預けたいと言う対応が多いそうです…。そしてその背景には、ソーシャルワーカーのLGBT対応力の低さ・児童養護施設の稼働率維持・子供達自身へのすりこみ(施設に居る事が最善と言う理解)があるそうです…。大人の一方的な都合を子供に押し付ける構図が、ここにも表れている。
この様な機会を頂けて有難うございました

 

LGBTでも子供を持つ事・持たない事を自由に選べるそんな社会になるために
僕自身が勇気を持って闘える
そのくらいに…ぼくが強くなれる日が来ることを
切に願う

 
■講義の様子について
また、講義の様子ですが、やはり学生にはまだ難しかったかな??
途中で寝ちゃう子が、講義の前半で15%くらい、終盤だともう少し増えたような
LGBTの割合を問われて、「3割くらい?」と答えてしまう男子大学生も可愛いものでした

けれど、真剣な表情でメモをとる子もチラホラ
伝わる子には、伝わっているし、今すぐにではなくても、大人になってから分かる子はもっと多くて

その時の為に、二人はこのような場を持っているのですね
LGBTフレンドリーな社会づくりの為に貢献して頂いて
感謝する事しきり