都内にある児童養護施設を見学してきました。
この施設では現在、50名の子供たちが暮らしているそうです。
一番小さな子は3歳、大きな子供は18歳までおりました。
この施設は例外的にうまく運営されておりまして、施設内での暴力はほとんどないそうです。
今回は、紹介していくれた方のご厚意で、子供たちが実際に暮らしているお部屋にも入らせていただきました。子供たちは落ち着いてテレビをみたり宿題をしたりして、思い思いの時を過ごしておりました。
子供たちはペットに自分を投影するそうです。
そしてケアの一つの方法としてペットを育てているそうです。

 

カメ

 
そして、施設を見せて頂いた後に、ここで40年働いているシスターからお話がありました。

  • 子供たちが施設を自分の家とまで思えるようになるには、10年~20年もの歳月が必要な事
  • 幾ら愛情を注いでも、それでもドロップアウトしていく子はいる事
  • 実親には正直関わってほしくない人も居る…けれど見栄のためからか、無理に引き取って、そしてやはりドロップアウトしていく例も多いこと

 

このような事を、教えていただいたのです。

質問の時間になりまして…、僕はシスターに、質問をさせて頂きました。

 

「子供に愛情を掛けても報われないこともあり、そして地域から迷惑がられる事もあり、さほど報酬が良いお仕事の様にも、正直見えません…それでもシスターが、このお仕事を続ける、モチベーションは何でしょう。」

 

するとシスターは、こう仰ったのです。

 

「正直あまり考えていたことが有りません。それが使命だと思っていたから。言葉にするなら…これに人生を、掛けているから。私が生きてきた痕跡は、人々の記憶の中にしか残らないと思う。だから、私が関わった子供たちの記憶に残ればそれで良いと思っている。」

 

「子供たちは、大人を見透かします。どうせ仕事でやっているのだろうと、直ぐに見透かす。それに応える為には、人生を掛けたと言う迫力が要るのです。それがないと、子供たちは付いてきません。そういう意味で、私はこの仕事を人生の目標にしています。」

 

「思春期の女の子と向き合うのは、本当にエネルギーがいる事です。けれど一生を掛ける価値のある仕事です。」

 

そう…きっと僕には分からないほどの、色々な体験をして、そしてこの結論に至ったのですね。

 

それを教えてくれた主催者、シスター、子供たちに感謝します。

僕も真っすぐに進んでいくから。

彼女、彼らの愛情が子供たちを包んで…そして皆が幸せな大人になれる日が来ることを、強く願う